サスライシェフ、イタリアを喰らう!!!

イタリアで料理人として働いた13年。。。新天地を故郷鹿児島に移し夢を現実とする為に奮闘する毎日を綴ったブログっ!!

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27 2011

20年ぶりの伊佐農林高等学校訪問の巻

私今年で38歳。
伊佐農林高等学校を卒業してちょうど20年経ったわけですが、今回伊佐地区活性化協議会などの繋がりで伊佐農林高等学校を訪問し校長先生とお話をする機会を作っていただきました。
18歳の卒業式以降校門を潜ったことはありませんでしたが、校門の入り口が石灰を撒かれ白くなっているのを見て、口蹄疫対策をしている以外は全然変っていませんでした。

ただかなり変っていたのは、生徒さん達の雰囲気。
僕らが通っていた時代、もしくはもっと前の時代はかなり荒れていて、煙草の煙が授業中漂っていたり、校舎の窓ガラスが割られたり、渡り廊下をバイクが走ったり(笑) かなり「スクールウォーズ」か「ビーバップ」的な県内でもかなり悪名高き学校だったわけですが(笑)今はすれ違う子みんなが元気よく挨拶してくるほど、爽やかな生徒さん達が沢山いました。



僕もこんな時代に通いたかった。。。(爆)


さて校長室に入り(懐かしい?・笑)校長先生と現在の学校の様子など話をしましたが、在学生としてではなく卒業生として第三者的な立場で話を聞き、新しい発見や感じることがありました。

 現在伊佐市では猪や鹿による農業・林業被害が深刻な状況で、伊佐地区活性化協議会ではこの猪や鹿を食肉用として市場に出し、加工および販売などを目指し伊佐地区の雇用問題や地区活性化などに取り組んでいるわけです。
それで私も料理教室や試作などのお手伝いをさせていただいているのですが、今現在伊佐市で問題になっているこれらのことが、伊佐農林高等学校の中にオーバーラップしてくるのです。

伊佐農林には現在農業や林業について学ぶ「農林技術科」「農業経営科」「森林工学科」とありますが、まさにそれは伊佐市が現在問題に直面している農業・林業被害と絶対に切れない関係であり、そしてもう1つ、僕が卒業した「生活情報科」という食物調理も行うコースもあるわけで、鹿や猪などの肉を使い郷土料理や新たな料理開発などもできる環境なのです。
しかもこの学校では「更生之素」という専売特許をもっている豚味噌を販売していたり、瓶・缶詰にする設備なども揃っているわけで、生産から加工、そして販売までの流れが学べる素晴しい環境なわけです。

ただこの日とは別の日に生活情報科の卒業生に話を聞く機会があったのですが、生活コースという調理実習ができるコースでは、学校構内の農場で獲れる野菜や米などの食材を調理実習では使っていないということを聞きました。(たしかに僕も一期生であったけどそういう食材を使った記憶は無かったし)
もちろん郷土料理などの調理も少ないということでしたし、猪や鹿肉なんてのはありえない感じ。。。
生まれ育った土地で作られる旬の食材を使うことが一番体に優しく合う「自然の摂理」であり、調理する上では一番大切なことだと思うのですが。

ここで思ったことは、卒業した後農業にしろ畜産にしろ林業にしろ、生産者として生きていくうえで自分の作ったものがどういう場所に流れ、加工や処理をされ食卓や飲食店などにどういう形で提供されていくか知っておくべきだと思うのです。 だから農林系の科(生産者)の方々の作ったものは、同じ学校内の生活科の調理実習で使い、そしてその作ったものを、また生産してくれた農林系の科(生産者)とともに試食することが一番大切なことだと思うのです。

昨年は農家の方から提供されたトマトを使って瓶詰めのトマトジュースやミートソースを作ったらしいのですが、ミートソースは失敗してしまったらしいのです。
原因は分かりませんが、私は今伊佐で獲れる猪肉を使ってミートソースの作り方などを料理教室や講習会などで教えておりますが、なにか私でもアドバイスできることがあるのではないかと思ったりするわけです。
ただ、こうした話は科の違う先生までには届いていません。当たり前と言えばそうかもしれませんが、失敗した原因が追及されず、失敗したからそこで終わりのようになっています。
 企業や市場を相手とするならそこに利益というものがでてくるので失敗はゆるされませんが、学校なんだから失敗してもいいわけです。失敗に失敗を繰り返し、そのあらゆる失敗する原因を突き止めてしまえば、残りは完璧な成功しかないわけですから、そこまでやって欲しいのです。

1つの学校であるけれど、まだ「科」というところでは横の繋がりが浅いですが、こんな環境に恵まれた学校ならば、「横」の繋がりで情報・技術交換などを強化しながらも、年に一度や二度、プロの生産者の方々との交流もあってもいいかと思ったりもします。
こういうことを書くのはどうかと思いますが、私も実際経験したことですし正直に書きます。
 学校で学ぶことと社会にでて働くことで学ぶことはけっこう大きい差があったりします。それは情報系でも調理系でもです。
学校の中での先生の知識は教科書のように基本に忠実です。ただ専門的なプロの生産者の方々は、毎年毎年違う環境で作り育てているのです。もちろん私達料理人も同じです。
毎年イコールコンディションでない状況で常に最善のものを作り続けているわけですから、ノウハウや応用力は学校では学べないものを持っていたりします。

ですから、「横の繋がり」を強化しつつも、プロの方々との「縦の繋がり」で情報や技術をフィードバックすることで、本当に生きたものが学べると思うのです。


先生方も文部省がらみで授業の進め方など大変なのは分かります。ただ生徒はたった3年間という短い位時間しか在籍しませんし、先生だって数年で職場が変ります。
長い目で見たとき、これからの学校を支え変えていけるのは、卒業生や地元の方々だと思うのです。
このような環境の整った学校は県内でも珍しいわけですから、地元に密着しながらも、もっと伊佐農林という独特のカラーをだして校区外からの学生さんを集めるぐらいパワフルに動けばいいと思います。


そういうことが最終的には地元の活性化に繋がり、雇用も生まれていくのではないでしょうか?

20年ぶりに学校訪問をして思ったことを書きました。。。素晴しい訪問でした。ありがとうございました。




ちなみに3年後、伊佐農林高等学校は100周年を迎えます(驚っ!!)

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Posted by sasuraichef | 00:00 | Comment [8] | TrackBack [0] | サスライ旅の最終章「薩摩見聞録」

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学校そんなに荒れてたっけ?
あたし、まじめな学校だと思っていたし、タバコ吸ってる人も知らなかったよ。
同じ時期に同じ学校に通ってたのに、えらく印象が違うんだなぁ。って、ちょっと驚いた。

家庭科の勉強がしたくてあの学校を選んだので(小学生の頃からあの学校に行きたかった)自分たちの時に科が変わってすごく嫌だった。

学校でとても有意義な勉強をさせてもらったと思っているよ。
あたし、生活コースの選択も生活を選んだからね。

たまに学校の前を通るけど、あの石灰を見ると悲しくなるね。

Commented by Hana [URL] | 06/27 13:38| edit

Hanaさん

お久しぶりです。僕らより上の時代は科が違ったりしてると、かなり荒れてました。
私もかなり先輩からしごかれたことあります。かなり怖い方もいらっしゃいましたし。。。女子と男子ではまたちょっと違うのかなと思いますけど、今となっては笑い話になりますが。。。
でも学校生活は楽しかったし成績ビリながらも卒業できました^^
今伊佐市が抱えている問題の答えを、伊佐農林なら学校全体で考えられるのではないかと思いました。




Commented by サスライシェフ [URL] | 06/27 21:25| edit

 伊佐農林高校は、本当に生産から加工・販売までを自力で行える、素晴らしい環境をお持ちなのに、それをまだ十分に生かしきれていないのですね。

卒業生ではあるけれど、第三者(しかもプロの料理人)であるシェフから見た視点を、ぜひ学校の先生方・生徒の皆さん・保護者の方も大いに活用していただいて、ぜひぜひ『目指せ!伊佐農林高校!』と言われる学校にしていただきたいですね♪

このタイミングで帰郷されたことが、本当に『縁』といいますか、素晴らしい出会いに導かれているように思えます。

Commented by shige [URL] | 06/27 21:53| edit

shigeさん

3年後には100周年という歴史も古く、そしていて現代のニーズにあった県内でも珍しい学校ではないかと思います。
卒業生として、そして海外に住んでいたという別の視点から、料理だけではなく、何かの形でお手伝いできれば、学校への恩返しができるのではないかと思っています。
帰国してから本当に沢山の方々との素晴しい出会いや縁があり、感謝しています。

Commented by サスライシェフ [URL] | 06/28 00:17| edit

貴重なご意見ありがとうございます。
色々と問題はありますがしっかりと連携してがんばって行こうと思います。
地元の人間として、OBとして地域と学校の架け橋になるつもりでがんばります。皆様、今後とも伊佐農林をよろしくお願いします。
伊佐農林高校 同窓会事務局 益園洋司

Commented by 農林くま [URL] | 06/28 06:38| edit

農林くまさん

同じ思いを持っている人たちが集れば、さらなる大きな動きが出来そうです。
まずは農林くまさんと伊佐の龍馬くんが繋がったことは、大きな意味があったように思います。僕も微力ながらお手伝いいたしますっ!!
これからもよろしくお願いいたします。

Commented by sasuraichef [URL] | 06/28 17:13| edit

荒れてた頃に通ってたら
ヤバかった(O_o;)WAO!!!
伊佐農林は伊佐農林なりにガムバる

Commented by 高校一年L科女 [URL] | 09/08 14:18| edit

高校一年L科女 さん

今の伊佐農林の校風はすごく素晴らしいと思います。確かに荒れていた時代もありました。でも卒業生として今のような学校になっていることは誇りに思います。
がんばって伊佐農林っ!!!

Commented by sasuraichef [URL] | 09/09 02:24| edit

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