サスライシェフ、イタリアを喰らう!!!

イタリアで料理人として働いた13年。。。新天地を故郷鹿児島に移し夢を現実とする為に奮闘する毎日を綴ったブログっ!!

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17 2010

口蹄(こうてい)疫被害の現状

昨日、メールいたしました口蹄疫44例目農場の者です。
5/9 午前10:30頃に、対策本部の方から殺処分時の埋設場所についての打合せ来ました。
幸いにも、私どもには埋設場所になる畑がありましたので、そこを提示させていただきました。
その話し合いの中で、なぜこのように対応に遅れが生じてしまうのか、または今までの発生農場での現状を知りうることが出来ましたので
ここに記載させていただき、幅広く皆様にこの現状を知っていただきたいと思います。

①:殺処分する前に、埋設場所の確認をとる

②:埋設場所があれば、そこの近隣住民の理解を得て掘削に取りかかる

③:殺処分開始

④:殺処分された家畜を埋設場所に適切な処理をして運搬・埋設

⑤:農場内全てを消毒をする

上記にあげたのが大まかな流れなのですが、まず①でつまずくのが多いと担当者が疲労の顔を浮かべながら語っていました。
そうです、埋設場所がなければ殺処分できず、その農場は現状では殺処分は後回しになってしまっているのです。
そして、次に問題なのは③の殺処分です、この殺処分にかかわる薬品及び行為は薬事法により獣医師資格者以外が行うことを
法律で禁じているのにもかかわらず、獣医師の人手不足により、5/10現在までに確認されている、6万5000頭の殺処分対象の約1/6しか
いまだに殺処分されていないという驚愕の事実でした。
県知事が農林水産省大臣に人員確保の要請をし、来た人員ですら足りず、今居る人員をフル活動させても川南全体で一日に1~2000頭を処理
出来るか出来ないかと言う事実を聞き、私を含め父や母は驚きました。
自衛隊を派遣しましたが、あくまで自衛隊は殺処分された家畜の運搬作業にしか従事できないのです、殺処分は法律で資格なきものは出来ないのですから。
ここまでくると、現場の獣医師たちの疲労はピークを越え殺処分数も次第に1000から900,800と落ちていくことでしょう。
県も必死で対応しているのですが人員を他県に直接応援は出来ないと、政府から指示が無いと出来ないとも言っていました。
このような現場の声をきかず、上はマニュアル通りの指示しかしないのでしょうか。
昔、人気のドラマの映画があったことを思い出します、主人公が現場の声を聞かずに無茶苦茶な指示を出す上層部に一括した言葉を
「 事件は会議室で起きてるんじゃない、現場でおきているんだ 」
報道陣もぜひ現場にカメラをいれて報道していただきたい、この現状を

我が家では、日に日に口蹄疫の症状をだす豚が増えてきてます。足の蹄の付け根から血を流し痛さに鳴く母豚、蹄が根本からただれ落ちて生爪状態になって痛くて立てない肥育豚
鼻の周りには水泡だらけになり、それが潰れて血が流れながらも、空腹にたえられず餌を体を震わせながら食べ様、また生まれたばかりの子豚が突然死していく様をみるのは正直辛い
です。

口蹄疫が発症してからというもの、父は今まで抑えていた餌の量を以前の量に戻して、「殺処分されるのは分かってる、でも最後までおいしい餌をおなか一杯食べさせてあげたい」と
やはり悲しげな顔でやり続けています。

私は、薬事法も防疫に関しても専門的な知識も教育も受けていません、ですがこのままでは確実に口蹄疫は川南をこえ宮崎全土にそして他県に広がるのでははいでしょうか?
政府は何をしているのでしょうか?もしかして都濃・川南の全畜産関係者を使った災害シミュレーションでもやっているのではないでしょうか?
なぜ、報道されず政府も動かずなのか
疑問でならない。

人に発症しない伝染病だから関係ない、とでも思っているのだろうか。
事が終わって、保証金を積めばいい話とでも思っているのだろうか。


5/11午前10:00、重機のオペレーター1名と掘削指示をする対策本部の方2名がこられ埋設場所で試掘から始まりました。

試掘とは?と思う方もいるでしょう、試掘とは埋設場所はあるけども、掘削していくうちに地下水などの水が湧き出てこないかと確認
するためのものです。
掘削幅6m 地表から深さ4mもの巨大な穴を掘るわけですから、水が出てくる可能性もあります、もしそうした場合はその場所には
埋設できないのです。

埋設場所があるけど、水が出てきて埋設できないといった畜産業の方々が多いのも事実です、昨日メールした内容にも書きましたが、
埋設場所が無い農場の家畜は、殺処分されず放置されている状態です。

試掘の結果、水の湧き出る様子もなく本格的に掘削可能と判断され今現在、掘削をしています。
その作業の間、掘削を指示する方と私の父が少し口論となりましたので、その内容を記したいと思います。

父は昔気質な人で、「遅い事は誰でも出来る」が口癖の人で仕事は手早くするの人でした。
私もそんな父に育てられ、父までとは言いませんが仕事は手早く正確にを心がけるようになりました。

ですが、掘削指示の方々は小走りに動きもせず歩きながら作業をするばかり、それを見た父は激怒し担当の方に言い寄った次第であります。
私も、怒りを覚えました。
一刻でも早く、埋設しなければ行けない状況で、本部からの人間はどこ吹く風と言わんばかりの仕事の仕方にです。

しかし、ここは大人の対応をと思い、怒りを抑え、父を抑え、担当に聞きました。

「あの、一つ聞きます。 現場はここだけではないですよね? この現場の指示などを早くすませて、他の現場の指示などをしたほうがいいでしょう?」と

そして帰ってきた答えは、、、、

「それは分かっています。ですけど他の農場などは埋設場所がないし、殺処分の日程も決まってないし、急いでも意味がないでしょう?」

驚愕です。

何も言葉が出ませんでした。

埋設場所がないから、ここの現場をゆっくりしても問題は無いでしょう?とこんな事ですよ現場は、自分の言われた事をそれだけやってればいい、

こんな状況になったら、普通は他に埋設場所になる候補地は無いのか?他にやることはないのか?と探すのが普通ではないでしょうか?

こんな考えで対策本部、または殺処分の現場が動いてるとしたらこれはもはや口蹄疫の感染を止める事は出来ないでしょう。

「今日中に、この農場は殺処分できなから今日はここまででいいかぁ」 などとやってるのでしょうか?

断じて、そのようなことは無いと信じたい、現場で頑張っておられる獣医師の方々や要請に応じてくれた自衛隊の方々、または民間企業よりきて下さってる
重機作業員の方々がどれだけ必死になって作業しているか私は感じております。

しかし、本部内部では対岸の火事または迷惑な話だという態度で仕事をしている人も少なからず居ると感じた瞬間でした。

埋設場所の問題で一言、言いたいことがある。

5/10、初めて農林水産省大臣が県に訪れ、宮崎市内のホテルにて生産者団体との会談が行われました。

その中で、埋設場所がなく、国有林を提供していただきたいとの意見が出た時に、大臣の返答が

「国有林に埋却したいと言うのでことなら県を通して上げてもらえばすぐ出来る」と、、、、おかしくは無いだろうか?

ここまで感染拡大をしていてる最中、大臣に直接、要望を出しているにもかかわらず、県を通さなければ出来ないと言う現実が

なぜ、そのばで大臣権限をもって国有林の提供にならないのか?

私には、人に自慢するほどの学力も学歴もありません、そんな私には到底わかり得ない複雑な手続きがいるのだよ、と言うのでしょうか?

ですが、そんな問題ではすまされない状況では無いのでしょうか?

私の常識が一般の方とずれているのでしょうか?

現場とそれを管轄する上との温度差はあまりにも激しいものがあると思います。


今日より、写真を添付させていただきたいと思います。

写真は今日より、掘削作業に入った現場の風景と、現在の父の経営する養豚場の風景です。

掘削風景の写真では、埋設する穴を見つめる父が写っております。

その背中はやはり、どこか寂しげです。

養豚場の風景は、口蹄疫の症状がでて、立てなくなった母豚に寄り添う子豚が移っております。

写真に写っている子豚は、発症はしていません、ですがこれも殺処分対象なのです。

そんな風景を毎日みながら殺処分を待つ気持ちを少しでもご理解いただけたらと思います。

なお、添付します写真についてはメールを送ったサイト様の判断で公開するかしないかはお任せいたします





これは47NEWSに送られた農場から現状を伝えるメールです。


そして今日のニュースでは処分対象になった家畜は、計11万4177頭


今まで報告される数はすでに処分されたものだと思っていたのだが、この農家のからの現状を伝えるメールを読むと、
毎日の処分数よりも感染し処分対象になる数の増え方のほうが確実に多い。

この数値の矛盾がありかぎり、まだ感染は確実に増えていくのだろうか。。。


そして誤解を招く「宮崎県産は使用していません」「口蹄疫の恐れのない産地の肉です」などの表現で食肉や加工品を販売しているところが現れはじめているというニュース。

現場の農場の方の気持ちが分からないのであろうか。。。


政府の早急な対応を願うしかない。


政治的な報道規制でもかかっているのか、テレビなどでの情報が発信されていないという現実で、ネットで少しでも現場の情報がわかればと思い掲載しました。

FORZA 宮崎っ!!

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Posted by sasuraichef | 15:49 | Comment [2] | TrackBack [0] | イタリアから物申すっ!!

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ハンドルネームが変わったのはこのためなのか。。。
出身地での苦悩、現実、失意、痛いように伝わってきます。
再建、祈ってます。

Commented by リーノ [URL] | 05/25 00:03| edit

リーノさん

そうなんです。故郷の隣の県で起こっている現実を、できるだけ皆さんに知って欲しかったので。。。
こんなところからできることって、これぐらいしか今はできないですから。

Commented by sasuraichef [URL] | 05/30 12:44| edit

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