サスライシェフ、イタリアを喰らう!!!
イタリアで料理人として働いた13年。。。新天地を故郷鹿児島に移し夢を現実とする為に奮闘する毎日を綴ったブログっ!!
「料理ワールドカップ2010」イン ルクセンブルグ
11月20日から24日までの期間、ルクセンブルグにて4年に一度開催される
「料理ワールドカップ2010」が行われます。
この大会には世界各国から選ばれた代表が集り、料理と菓子の世界一位を争います。
種目は料理芸術性部門、温製料理部門、冷製料理部門、ペイストリー(菓子)部門などがあるのですが、なぜこんな話をしているかというと。。。
先月のマントバで行われたカボチャ彫刻コンクールでも一緒に彫った友人のミルコが「野菜カービング部門」イタリア代表として参加するのです。
それで、僕が彫っている「人物(女体も含む・笑)」を教えてほしいというリクエストで今日はわざわざエミリア・ロマーニャ州からカボチャ2個もってやってきました。
昨年ある大会でドラゴンを彫ったら、ドラゴンを彫っている参加者が5人もいたということで、もっと違うものに挑戦したいというところから「人物」になったようです。
人物の顔というのを彫る人はいるようですが、「人物(女体&裸体)」はまだいないとの事。
そりゃそうだ。。。
ルクセンブルグでは裸体の女性の周囲に小さな花の彫刻をする予定らしいのですが、この人の花の彫刻はほんと素晴らしい。。。虫眼鏡かけないと見えないくらいの大きさの繊細な彫刻までやってしまいます。
だからこの花の彫刻と女性の裸体が組み合わさったら、けっこういいところまでいけそうな気がするんですよね。
というわけで朝から一緒に「裸体」を彫ることにしました。
ミルコ(ダニエル):「じゃ、どこから彫ればいい?」
サスライシェフ(ミヤギ):「ダニエルさん、床のワックスがけから。。。(笑)右手でワックスかける。。。左手でワックス拭き取る(爆)」
そんなミヤギさん的なノリではじめたのですが、まず人物を彫るには人物のサイズを理解しないといけないのでエロ本の切り抜きモデルの裸体の写真で等身の説明。。。(笑)
それから彫っていくことに。
外はここ数日みることが出来なかったぐらい晴天。。。
おっさん2人が狭い台所でカボチャに女体を彫っている悲しい現実。。。(笑)
細かい彫刻を得意とするミルコは飲み込みも早くすぐに裸体をほりあげました。
後は大会までに何度か彫って、全体的なバランス(等身)をリアルにすることと、表情で全体のできばえが変わってくる顔を完璧に彫ればいいとこまでいけるかもしれません。
ちょっと遅めの昼飯をとりながらミルコが一言。。。
「なんでKEIは予選のイタリア大会にでなかったの?(3月)」と。。。
「知らんかった!!!!!!」と言い返す。
というか日本人の僕がイタリア代表ででれるんだろうかとおもったんですけど(笑)
「じゃ2月にリミニで別の大会があるからでない?」
・・・・2月ね。。。
即答しない僕の隣で、少女漫画のキャラのように目を輝かせている相方を僕は見逃さなかった。。。(爆)
Posted by sasuraichef | 00:10 | Comment [2] | TrackBack [0] | 未分類
凄いですね~! 野菜に彫刻なんて細かい作業・・・するっと手が滑って
しまう事なんてないのですか?
せっかくあと少しで完成!って時にあちゃーって事ってないの?
私の同級生はアイスカービングをやってて 初めて見た時に
感動しました。 デザインを考えて図面におこして 凄いですよね。
また完成作品が楽しみです♪
Commented by may [URL] | 10/21 23:50| edit
mayさん
失敗することもあります。彫りすぎてかぼちゃの穴に到達したりすると減点対象になったりまします(笑)
私もアイスカービングするんですよ。ここ数年は1~3月(2年おきですが)鹿児島に帰っていることが多く、地元の伊佐市で1月末にアイスカービング祭りに参加しておりました。鹿児島県でも最北端に位置する私の故郷伊佐市は、盆地の為、冬はマイナス8度ぐらいまで下がります。その寒さを売りにアイスカービング祭りがあるんですよ。
ぜひ鹿児島にいらした時は伊佐市の寒さを体感してください。。。(爆)
Commented by sasuraichef [URL] | 10/22 20:30| edit